長く続けるために大切なこと
優秀なプログラマーがフリーランスになっても長く続けるためには、事前準備としてここで紹介するポイントをぜひ参考にしてください。案件を安請け合いしないこと、税金対策をすること、公私のメリハリをつけて過ごすこと、この点を守るとスムーズに軌道に乗れるのではないでしょうか。
自分のスキルを安売りしすぎない
フリーランスが軌道に乗るためには、それなりの努力が必要です。フリーランスになると自分で仕事を獲得していかなければなりませんが、企業と比較すると社会的信用度の関係でどうしても企業と取引をするクライアントが多い傾向です。
しかし、費用を重視する場合、クライアントにとっては企業よりもフリーランスに依頼して契約を結んだ方がメリットが高いです。これまで優秀な成績を収めてきたプログラマーも、案件を獲得しなければ収入を得ることが難しく、生活に直接的に響いてしまいます。その焦りから、闇雲に案件を引き受けるのは禁物です。
また、とにかく仕事を獲得しなければならないという焦りが強いほど、相場にそぐわない案件を引き受けるケースも少なくありません。相場を知って足元を見られないようにするのは、フリーランスとして心得ておきたいことです。優秀なスキルを持っているのですから、安請け合いしないように知識をつけておきましょう。
節税を意識した数字の管理を徹底する
フリーランスは、税金関係の管理も徹底しておきたいところです。フリーランスになり、税金対策などの数字の管理も自分で行う必要が出てきたら、日頃からその管理を徹底しているかどうかで明暗が別れます。フリーランスが仕事を受ける場合、クライアントとの間に費用が発生します。クライアントからお金をもらう場合と、自分から支払いをする場合、その両方のケースがあります。そして、その金額や入金時期などを細かく把握しておかなければ、お金のトラブルが発生する原因になりかねません。
節税に関する知識も、フリーランスとして長く続けていくために不可欠です。経費にあてられるものと経費にあてられないものを、間違いなく把握して計上することが肝心です。経費に計上できるのに、知らずに計上せず損をするケースも少なくありません。
経費に計上できるのは、開業費、事業で使うための商品の原価、PC周りの商品、事業で使う光熱費、仕事場や打ち合わせに向かうための交通費など、このほかにもさまざまなものがあります。なかでも開業費は、経費に計上できると知らずに見落とす人がいます。フリーランスとして準備を済ませ、実際に仕事を始める前までにかかった費用は開業費に充ててください。
オン・オフのメリハリをつける
優秀なスキルを持つプログラマーがフリーランスの道を選んだら、ついついさらなるブラッシュアップを目指して頑張りたくなるかもしれません。フリーランスは働く時間を自由に設定できるため、調子が良いときは休む時間も忘れて根を詰めてしまうこともあるでしょう。睡眠時間を十分に確保していない状態が続いたり、休日そのものをまともに取っていなかったりすることが続くと、そのうち体調を崩してしまいます。
仕事に夢中になっているときは脳が覚醒し、疲れを感じにくい状態になります。しかし、体には確実に疲労が蓄積されていることを忘れてはいけません。仕事とプライベート、オン・オフのメリハリは、長い目で見ても仕事のパフォーマンスに大きく影響します。疲れを蓄積させないためには定期的に仕事から離れる時間を作り、オン・オフのバランスの取れた過ごし方をするのが望ましいです。
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