番外編:神経質な人が強い
どんな職業にも性格的な向き不向きがあるように、プログラマーにも向き不向きがあります。優秀なプログラマーと言われる人でも性格はさまざまですが、神経質な人のほうが強いといわれています。
神経質はプログラマーにとって褒め言葉
神経質という言葉にあまりいい印象は持てないかもしれません。しかし、プログラマーにとって神経質は大きな強みとなる要素です。一般論として、神経質な人は細かいことを過度に気にする傾向があります。大雑把な人なら気にもとめないような些細な問題点に気がつくと、その問題を解消するまでは気持ちが落ち着きません。
これをプログラマーの仕事に当てはめてみると、細かいゆえに仕事が確実で、ミスの少ないプログラミングを行う立派なプログラマー像が浮かび上がります。細かいところを気にすることは、神経質な人にとっては無理しなくてもできる自然なことです。
正反対の性質を持った人は、頑張っているつもりでも細かい部分を見落としてしまうので、同じことをするためにはかなりのエネルギーを使うことになります。1つ疑問が生じると芋づる式に深くなっていくプログラミングの学習においても、神経質なやり方が功を奏することが少なくありません。
神経質な人は成長が早い
プログラミングの上達を左右するのが集中力です。神経質な人は、考えても調べてもなかなかわからない壁にぶつかると、気になる問題が解消するまで集中力が途切れません。神経質な人とそうでない人が同時にプログラマーとしてスタートすると、当初は神経質ではない人のほうがテンポ良く進歩するかのように見えることがありますが、神経質な人は基礎に時間をかけるぶん加速しはじめると早いのです。
神経質でない人はどうすればいいのか
いくら仕事のためとはいえ、性格を丸ごと変えることはまず不可能です。しかし、神経質な人のやり方をヒントに自分のやり方を見直すことはできます。文章を斜め読みしてしまうことが多いなら、しっかりと文字を追って文章を読むように自己訓練してみましょう。それだけでも今まで気づけなかったような細かい点に気づけるかもしれません。
わからないことを後回しにせず、しっかりクリアしてから先に進むよう強く意識することも重要です。神経質な人は無意識にそれができるぶん楽ですが、そうでない人は自分自身で注意して数をこなしていくしかありません。
システム開発においてスピードは意識すべき重要なポイントですが、きちんとできないうちからスピードばかりを意識しすぎてしまうと、スキルアップしないまま雑な仕事をする癖がついてしまうので、多少時間がかかっても丁寧な仕事を心がけるようにしましょう。
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